タオルと言うと、年賀の手ぬぐい代わりのタオルとか、お店がノベルティ的に配る店名入りタオルとか、なんとなく安っぽいイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
個人が贈るとしても、出産や快気祝いなどの内祝いといった大量配布のギフトイメージがあるかもしれません。
でもね、極上の選び抜かれたタオルなら、プライベートな贈り物でも感激してもらえる贈りものになります。
喜ばれる贈り物のひとつとして、
「自分では買わないけど、もらったらうれしいもの」
というのがあります。
タオルは日常使うものだから、消耗品だから、そこまで上質なものを使っている人はごくごく少数派。
セールでまとめ買いしたタオルを使っているひとも多いはず。
わたしは母が亡くなるときに残した言葉から、
「日常的に、そして肌に触れるものは、できるだけ上質なものを」
と思っています。
わたしの母は兄夫婦と弟夫婦と仲良く海外旅行に行って、帰ってきて、毎年恒例の健康診断に行ったところで、緊急に大病院を紹介され、入院して、わずか2か月で、亡くなりました。がんでした。
入院してまもないときに、父の妹が極上のパジャマを母に贈ってくれました。
それを着たら、あまりに肌触りがよく、心地よく、母は
「日常のものこそ、いいものを使ってくればよかった。いまからでもそうする。お願い、いいパジャマとタオルを買ってきて」
老舗デパートに行き、母のために買ってきました。
母は最期の時間、優しい感触をいとおしむように楽しみました。
百歳を超えるまで生きるかもしれないと思うと、ついつい、贅沢は控えて節約します。でも、突然、死がやってきたとき、後悔することになるかもしれません。
自分ではなかなかできない贅沢。それが日常使う日用品の贅沢。
だからプレゼントに選びたい、極上のタオル。
特に、お金があっても、ふだんのものは節約しがちな年配の方、おじいちゃん、おばあちゃんにぜひ贈ってみて下さい。