先日、仕事で東京駅を通ったときも、相変わらずの行列ができていたバターサンド専門店 PRESS BUTTER SAND。
行列に並ぶのが嫌いなわたしはなかなか買えませんが、先日、大丸松坂屋のイベントでひとついただき、オンラインなら並ばずに買えることを知りました。
噂ばかりで食べたことがなかったので、食べてみたら、勝手に持っていたイメージと全くちがうお菓子でした。
サクっとトロトロ。
▲【大丸松坂屋】《ハインリッヒ・ウド・ダニエル》ダニエルさんのフィンガーフード&スイーツ
最近の大丸・松坂屋のギフトには、インスタ映えを狙った美味が揃っています。
それで、また、これがおいしいんですよねえ。
試食してみると、贈り物にするというより、家族や友達と一緒に食べたくなる味。
贈ると同時に、自宅にも送りたくなる味。
美味しすぎるわ、これ。
この後は、特に頑張る女子友に贈りたい美味、親に贈りたい美味など、食べて特に気に入ったものをご紹介します。
インスタ映え美味ギフトを贈るなら▼
長い歴史を持つ高島屋には、数多くの芸術品が集まってきました。
たとえば上の京料理 たん熊北店/味百選 味噌幽庵漬け詰合せの化粧箱の絵は、横山大観の「蓬莱山」という絵ですが、これは戦後、大阪で初の院展を高島屋大阪店で開催した記念にと、横山大観から高島屋に贈られた名画です。
明治初期からの日本を代表する美術家の名品や、18世紀の能装束、高島屋の呉服催事「百選会」や「上品會(じょうぼんかい)」の着物、さらには高島屋のマスコットであるローズちゃん人形をはじめ、歴史的価値の高い戦前のポスターなどが、大阪にある高島屋史料館に収められています。
それらの芸術品の柄にした高島屋オリジナル化粧箱に収められたお歳暮は、贈られた人の心を、箱を開ける前から感動させます。
さらに中に入っている食品ギフトが高島屋自信の選りすぐりです。
わたしは昨年、京料理の名店「たん熊北店」のおせちを高島屋からお取り寄せしましたが、単なる監修ではなく、調理までたん熊北店自ら行っていて、これまで食べたおせちと比べて別格の味でした。
その「たん熊北店」が、秋鮭、烏鰈、ほたて、銀鱈の4種類の魚を特製の白味噌に漬け込んで作った味噌漬けは、想像しただけでおいしさに震える逸品です。
贈り物はやっぱり包み紙が大事。三越など名の通った店、誰もが知っている包み紙で贈ると、中身が同じでもイメージは全然ちがいます。
相手ととても親しい間柄で、好き嫌いも完全に把握できていれば、包み紙なんか関係なくなるでしょう。でも、ふつうは、やはり包み紙を見て「あ、あの店から......」と相手に力の入れ具合が伝わるブランド力を求めます。
「でも三越なんて近所にない!」
足を運ばなくても、三越のオンラインショップがありますよ。
「いや、いや、ネット上でお金を払うのは怖い。個人情報が洩れそう......」
そんな方への朗報が近所のファミリーマートでお金を払って三越のギフトを贈れる「ファミリーマートギフト」です。
ママ友や義母など、ちょっとしたお祝いや感謝などの贈り物をしたいとき、何を選べばいいか、迷ったこと、ありません?
「甘いものは嫌いじゃない。むしろ好き」
そのくらいしか情報がないとき、気が利いたギフトとして安心なのが、有名店のスイーツと花。
C3 (シーキューブ)は人気でここ数年急速にデパートやエキナカなどに出店していますが、そうはいっても、まだどこでもかしこでも売っている店ではなく、価格もそこそこなので、C3 (シーキューブ)のスイーツは日常的には買えない、特別感があります。まさにギフト最適商品。
そこにさらに、置いておくだけで世話の要らないプリザーブドフラワーを添えれば
「あら、気が利いたギフトね」
と思ってもらえます。
入っているスイーツは、C3 (シーキューブ)のスイーツの中でも人気が高い『焼きティラミス』。焼いた生地に3種類のチョコレートをサンドした『サクッチ・ホロッチ』と、女子が好きなベリー3種類、ストロベリー・クランベリー・ブルーベリーとクリームははさんだ『ベリーウィッチ』。
かなり女子の心をつかむ組み合わせです。
「ディズニー」と聞くと、子どもと若い女性向けのものと思っている方いません?
特に中高年男性はそういうイメージを持ちがち。
確かに子どもと若い女性で喜ぶ方は多いですが、彼らだけが喜ぶものじゃありません。
キャラクターものはこどものイメージがあったりしますが、女性はいくつになっても好きな人はキャラクター大好き。
わたしの知っている先輩はいま六十歳代後半ですが、熱狂的なキティちゃんファン、コレクター。
ミッキーマウスなんて1928 年年生まれですから、当時小学生だった人もいまや百歳近いはず。
日本のテレビでディズニーが毎週レギュラー枠で放映していた時代に小学生だった人はいまやアラカン(還暦前後)。
大人になって、さらにこどもができると、自分の趣味は秘したりしているけど、実はミッキーマウス好きは敬老の日に祝われる世代から、アラフォー、アラサー...どの世代にもいます。
おせちに孫のためにミッキーマウスおせちを買うおばあちゃんは、実は食べ終わった後のミッキーマウス重箱を自分のアクセサリー入れにするのが狙いなのかも!?
若い子はもちろん、おかあさん世代、おばあちゃん世代への贈り物にも、意外におすすめしたいのがディズニーアイテム。
何かの時にディズニーランドあたりから話し始めて、
「ディズニーって好き?」と聞いてみたら、隠れディズニーファン、隠れミッキーマウスファンだということがわかること多し。
「もうほしいものはないわあ」という中高年女性への贈り物って悩みますが、ちょっと探りを入れてみてキャラクターファンだと言うことがわかったら、これは喜んでもらえるプレゼント候補発見です。
いまさらこの年でディズニーを変えないおばちゃん、おばあちゃんに、贈ってあげたら、絶対喜ぶはず。
お母さんの誕生祝に、おばあちゃんへの敬老の日プレゼントに、ミッキーマウスアイテムのプレゼントを贈るなら、おすすめは上の写真のミッキーマウスとミニーマウスがかわいい【ディズニーのフラワーギフト】プリザーブドフラワーセット「苺ミルクのトールバウム」。
女性に物を贈る時の基本は「花も団子も」。数少ない甘いもの嫌いの女性には気を付けるべきですが、それ以外ならまずまちがいないのが花とスイーツのセットです。そこで相手が好きとわかったキャラをつければ、まちがいなし。
お歳暮というと「デパートのお歳暮コーナーで選んで伝票を書いて配達依頼」というイメージ。
でも昔からわたしが好きな贈り物は、「わたしセレクション」のいろいろ詰め合わせプレゼント。
以前にも数人集まって贈るのにあえて、まとまった大きな贈り物ではなく、
「みんなセレクション」の詰め合わせプレゼントを贈って喜んでもらいました。
すごいものどーんと届くのも楽しいけど、宝箱のように、開けたら、あれやこれや、いろいろ詰まっているのって楽しい!
でも...そこで送料の壁。送料が高くて、プレゼント予算が減っちゃう!
小さなプレゼントなのに、送料高すぎ!
と思っていたら、小さな贈り物はお得に送れちゃう宅急便コンパクトがありました。
たとえば東京のわたしが横浜の父に送る場合、基本は送料594円ですが、わたしはクロネコメンバーなので10%引き、さらに最近できたらしいクロネコメンバーBIGカードに替えれば15%引き、店頭端末「ネコピット」で送り状を作成すると50円引き、持ち込みで100円引きすれば、なんと最安値354円の送料+専用BOX65円で送ることができます。
ちなみにわたしは、まだBIGがない時代に、金沢の駅のヤマトで、メンバー割り10%引きと「ネコピット」で送り状作成50円引き、持ち込みで100円引きしてもらって、宅配便を送ったことがあります。まだサービスが始まった当初で、「え?そんな割引が...」と、てんやわんや。クロネコのサイトの説明を見せながらやりました。九谷焼の器や名物の水飴、和菓子、仕事の重い本など、出張先からごちゃまぜの荷物を上手に詰めてもらって、翌朝には届いてありがたかったですよ。
[三越] お歳暮商品 試食&撮影会にうかがったら、今年も三越×農業女子ギフトが並んでいました。農業女子の詳しい説明は昨年のこの記事を読んでいただくとして、要するにがんばっている農業女子の想いを形にした、農業応援ギフト。
昨年の農業女子の記事「農業女子の思い詰まった美味ギフト」はこちら。
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【三越】農業女子の想いを冬の美味へ
【三越】〈天平庵〉農業女子 最中種・餡ペースト詰合せ
【三越】〈FRUITS?J〉農業女子 彩りぷりん詰合せ
【三越】〈志ま秀〉農業女子 野菜とお茶の海老煎餅
【三越】〈オーアンドコー〉農業女子 3種のピザ詰合せ
【三越】〈ペニンシュラホテル〉農業女子 点心・スタミナセット
先日、[三越] お歳暮商品 試食&撮影会で魅せられたのが、日本ギフト大賞を受賞した企画〈サントリー〉ザ・プレミアム・モルツと【都道府県賞受賞】の「47CLUB ニッポンの旨いもの」のコラボレーションギフトです。
47clubは全国の地方新聞社が厳選したおすすめの名産品・特産品を集めたお取り寄せサイトで、他のサイトでは手に入らない、地方色豊かな名産品がしばしば、ここにはあります。
カタログギフトを何度ももらっていますが、どうしてもカタログギフトに掲載されている商品は、寿命の長い商品が中心なんですよねえ。
食べ物も肉や瓶詰、冷凍など、旬に関係ない一年中売ることができるものがほとんど。
そんな中でベルメゾンのカタログギフトMUSUBIは、2冊のカタログで構成されていて、その時々の旬のものを載せた期間限定カタログが1冊ついてきます。たとえば「AUTUMN&WINTER」なら、秋冬においしいカニがあったり、鍋料理セットがあったり、季節ならではの新鮮なおいしさが選べます。
もう1冊には定番ブランドやコスメ、グルメなどに加えて、体験商品も掲載されていて、かなり幅広い商品の中から選べます。
「農業女子」プロジェクトってご存知?
農林水産省が、女性農業者の知恵と企業のシーズを結び付けて情報発信や商品化を後押しするプロジェクトです。行政が後押しするものって、ピントがずれていることが多いけど、これは良い試みかも...と思ったのは、先日、三越のギフトのイベントで、農業女子プロジェクトのメンバーと、今回の「三越×農業女子」ギフトについてお聞きしたときです。
それぞれが、安全とかおいしさとか、自分が作っている農産物に熱い思いを持っていました。
写真左から、山形ガールズ農場の菜穂子さん、岡山めぐみ農園の岡本尚子さん、埼玉の貫井農園の貫井香織さんです。
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日本のグラフィックデザインの黎明期、あるいは日本のアールヌーヴォーを語るときに必ず出てくる名前が杉浦非水。三越の専属図案家、現代でいうところのグラフィックデザイナーとして、大正時代から昭和の初めに活躍、日本の商業デザインの祖と言われています。
彼の傑作を図柄として用いたスペシャルパッケージの三越オリジナルギフトが、三越の食品フロア誕生100周年を記念して、2014年のお歳暮に登場しました。
上の写真はその杉浦非水が日本において商業美術という分野を切り開き、デザイン史に一ページを刻んだモダンポスターの傑作『三越呉服店 春の新柄陳列会』をパッケージにしたザ・プレミアム・モルツです。伝統的な日本のスタイル、「和服姿の美人画」を描きながら、背景の家具などにはアール・ヌーヴォーのデザイン。さらに背景にある洋画...。
パッケージだけでなく、もちろん中身も一級品。「ザ・プレミアム・モルツ」は「モンドセレクション」で最高金賞に輝いたビールです。
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三越オンラインストア ギフト
本高砂屋のエコルセは、アラカン(around 還暦)のわたしがこどもだった頃の、数十年前には、特別の贈り物として、もらうとワクワクする、贅沢グルメギフトです。
先日三越で久しぶりに試食させていただいたら、憧れた頃と変わらぬ、サクサクッとしながら、パサパサとはしてない食感の生地の中に包まれたチョコレート。どうやら「口の中の水分がなくなりそう...」と年配の方の中には苦手とされる方もあるようなので、贈る相手を選ぶものなのかもしれませんが...わたしはまだまだ好き!
その本高砂屋のエコルセがパッケージもレトロに、日本のアールヌーヴォの代表的クリエイター、杉浦非水の絵を用いて、三越オリジナルギフトで登場しました。三越のPR誌「みつおしタイムズ」大正元年9月号の表紙。モボやモガ、つまりモダンボーイやモダンガールが銀座を闊歩していた時代ですね。三越の食品100周年記念のスペシャルならでは!
「和風」として、中のエコルセは栗、みかん、抹茶の3種類でした。わたしは抹茶を食べました。
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三越の食品フロアが誕生100周年を迎えた記念に、三越が百貨店としてのイメージを作るうえで大きな役割を果たした杉浦非水、日本のグラフィックデザインの祖とも言われる彼の名作をパッケージにしたオリジナルギフトをお歳暮に登場させました。
三越のPR誌「三越」の大正15年12月号の表紙がパッケージの、おしゃれな缶に入っているのは、あの王様堂のおかき。
大正13創業の東京のおかき専門店で、ここのおかきはJALのファーストクラスなどでも機内食として提供されている、一級品。
わたしも先日三越でこのオリジナルギフトに入っている王様堂のおかきを試食させていただいたのですが、なんか不思議な食感。ぱっと見た目は昔ながらのガチンと硬いおかきに見えるでしょ? でもサクサクッと軽いんです。ふわっと口に広がるお醤油と青のりの風味が幸せでした。
「杉浦非水画 食品フロア100周年記念〈王様堂本店〉ことほぎ」にはトマト、玉ねぎ、昆布、青のりの4種類のかきもちが入っています。
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杉浦非水は日本のグラフィックデザイナーの祖。多摩美術大学の前身である多摩帝国美術学校の初代校長でもあります。
明治9年に生まれ、日本画家を目指して、東京芸大の前身、東京美術学校に入りましたが、在学中に洋画家の黒田清輝から洋画や欧風図案の指導を受け、図案家、現在でいうところのグラフィックデザイナーへ転向します。大阪の印刷所で図案部主任に就任しましたが、図案部が解散したため退社。雑誌の表紙などで、アール・ヌーヴォーのモダンな欧風の図案を発表して話題を集め、明治41年に三越呉服店の嘱託デザイナーになりました。明治43年には三越呉服店の図案主任に抜擢され、明治44年に三越のPR誌『三越』を発刊します。
後にカルピス社の顧問になったり、大蔵省専売局(現日本たばこ産業)の嘱託としてタバコのパッケージ図案を任されたり、いろいろ活躍しました。
大正11年から13年にかけてヨーロッパで学び、帰国後、大正14年にポスター研究団体七人社を結成して、商業デザインの世界の黎明期に指導的な役割を果たしています。
彼の傑作を図柄として用いたスペシャルパッケージの三越オリジナルギフトが2014年のお歳暮に登場しました。
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