先日、仕事で東京駅を通ったときも、相変わらずの行列ができていたバターサンド専門店 PRESS BUTTER SAND。
行列に並ぶのが嫌いなわたしはなかなか買えませんが、先日、大丸松坂屋のイベントでひとついただき、オンラインなら並ばずに買えることを知りました。
噂ばかりで食べたことがなかったので、食べてみたら、勝手に持っていたイメージと全くちがうお菓子でした。
サクっとトロトロ。
▲【大丸松坂屋】《ハインリッヒ・ウド・ダニエル》ダニエルさんのフィンガーフード&スイーツ
最近の大丸・松坂屋のギフトには、インスタ映えを狙った美味が揃っています。
それで、また、これがおいしいんですよねえ。
試食してみると、贈り物にするというより、家族や友達と一緒に食べたくなる味。
贈ると同時に、自宅にも送りたくなる味。
美味しすぎるわ、これ。
この後は、特に頑張る女子友に贈りたい美味、親に贈りたい美味など、食べて特に気に入ったものをご紹介します。
インスタ映え美味ギフトを贈るなら▼
カタログギフトとは、贈られた人がカタログの中から好きなものを選べるスタイルの贈り物です。
みなさん、カタログギフトは一般名詞だと思っていませんか?
実は「カタログギフト」は、ギフトの老舗「シャディ」が1992年に、自社のカタログギフト「AS YOU LIKE(アズユーライク)」の名称として、商標登録した名称です。そもそももらった人がカタログから好きなものを選べるという、このスタイルも、シャディが1987年に始めました。
恥ずかしながら、わたしもそれを知らず、カテゴリに「カタログギフト」と名付けて、シャディ以外の会社が出しているカタログで好きなものが選べるギフトを紹介していました。
中高年への贈り物が難しいのは、そんなにお金にも困ってなくて、好きなものはそれなりに買えて、いまさらほしいものもなさそうだから。
そういう場合の贈り物は話のネタを提供するものがいいんですよ。
昭和な中高年がおもしろがったり、楽しめる、晩酌に色を添える贈り物を3つ選び抜きました。
写真は高島屋の2018年お中元イベントで撮影させていただきました。現在は同商品がないため、販売先は他でご紹介させていただきます。
昭和世代なら「電気ブラン」と聞いただけで、「おーっ!」となります。
いや、ほとんどの人が飲んだことはないのですが、いつか飲んでみたい、伝説のお酒でした。
浅草の神谷バーで明治15年に誕生した、ブランデーベースのカクテルです。ジン、ワイン、キュラソー、薬草などが配合されているとか。
誕生当時はアルコール45度という強力さで、いまでもアルコール度30度とアルコール度数が高く、大学時代、仲間の中では「鍛えてアルコールに強くなったら、いつか飲んでみたい」目標とされていました。
ちなみにビールのアルコール度数は5度ていどなので、その6倍から9倍って、強力でしょ?
これは贈れば、相手が絶対に話のタネにできる贈り物です。
▼電気ブランを▼
かつてビールと言えば、キリンが不動の一位でした。
そのキリンの中でも代表的なのがキリンラガービール。
キリンラガービールは、1888年、なんと明治時代に誕生した歴史あるビールです。
しかし、キリンラガービールは熱処理したビールから、途中で生ビールに変わりました。現在のキリンラガービールは生ビール。
昔懐かしいキリンラガービールを飲みたい人のために復活したのが「クラシックラガー」です。
そうパッケージだけじゃなくて、味も懐かしいビール。
そこににんべんのかつお風味香る揚げおかきと、山本海苔の海苔巻きせんべいという、二大日本の味の老舗がタッグを組んだ詰合せ。
昭和末期のビール全盛期に働き盛りだった昭和世代の心にささるお中元でした。
キリンクラシックラガーを
この「缶つまレストラン詰合せ」も含めて、紹介した商品はすべて高島屋「TastyDays」というカタログの「角打ち気分」というページに掲載されていた商品です。
「角打ち」とは酒屋の店内で立ち飲みすること。
いまでも東京の酒屋の中には角打ちできる店があります。
基本的につまみはおかきなどの乾きものだったり、缶詰だったり、お店で調理せずに出せるものであることが特徴。
この数年、人気急上昇中の贅沢なつまみを缶詰にした「缶つま」シリーズはまさに角打ち気分を盛り立てるつまみ。楽で、しかもおいしく、保存期間も長いので、昭和世代に贈って、まずまちがいなく、喜んでもらえます。
缶つまのギフトを
一緒に暮らしているときなら、こどもがちょっと落ち込んでいる様子の日には、さりげなく大好物のおかずを作って出すとか、好きなスイーツを買ってきて
「お茶いれるから、スイーツしよ」
と誘って、おしゃべりして、気持ちを発散させるとか......
さりげない目配りできたけど......。
進学や就職で、こどもが一人暮らしを始めると、なかなかさりげなく元気づけることができません。
それ以上に、こどもが一人でもちゃんとしたごはんを食べているか心配。
でもおかずを毎日作ってクール便で送ると言うわけにもいかないし、そこまでしたら子離れできてない親になっちゃうし......。
そう考えると「一人暮らしを始めた我が子にこれを送っておくといいな」がありました。
それが最近注目されているローリングストック法にぴったりのIZAMESHI。
おいしい長期保存食です。忙しいときのためにレトルトカレーを置いておく感覚で、和食総菜からスイーツまで長期保存でき、しかも手間をかけずにごはんが作れちゃう優れもの。
ローリングストック法とは何か、どこがIZAMESHIの優れたところか、ひとつずつ説明していきますね。
お歳暮というと「デパートのお歳暮コーナーで選んで伝票を書いて配達依頼」というイメージ。
でも昔からわたしが好きな贈り物は、「わたしセレクション」のいろいろ詰め合わせプレゼント。
以前にも数人集まって贈るのにあえて、まとまった大きな贈り物ではなく、
「みんなセレクション」の詰め合わせプレゼントを贈って喜んでもらいました。
すごいものどーんと届くのも楽しいけど、宝箱のように、開けたら、あれやこれや、いろいろ詰まっているのって楽しい!
でも...そこで送料の壁。送料が高くて、プレゼント予算が減っちゃう!
小さなプレゼントなのに、送料高すぎ!
と思っていたら、小さな贈り物はお得に送れちゃう宅急便コンパクトがありました。
たとえば東京のわたしが横浜の父に送る場合、基本は送料594円ですが、わたしはクロネコメンバーなので10%引き、さらに最近できたらしいクロネコメンバーBIGカードに替えれば15%引き、店頭端末「ネコピット」で送り状を作成すると50円引き、持ち込みで100円引きすれば、なんと最安値354円の送料+専用BOX65円で送ることができます。
ちなみにわたしは、まだBIGがない時代に、金沢の駅のヤマトで、メンバー割り10%引きと「ネコピット」で送り状作成50円引き、持ち込みで100円引きしてもらって、宅配便を送ったことがあります。まだサービスが始まった当初で、「え?そんな割引が...」と、てんやわんや。クロネコのサイトの説明を見せながらやりました。九谷焼の器や名物の水飴、和菓子、仕事の重い本など、出張先からごちゃまぜの荷物を上手に詰めてもらって、翌朝には届いてありがたかったですよ。
[三越] お歳暮商品 試食&撮影会にうかがったら、今年も三越×農業女子ギフトが並んでいました。農業女子の詳しい説明は昨年のこの記事を読んでいただくとして、要するにがんばっている農業女子の想いを形にした、農業応援ギフト。
昨年の農業女子の記事「農業女子の思い詰まった美味ギフト」はこちら。
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【三越】農業女子の想いを冬の美味へ
【三越】〈天平庵〉農業女子 最中種・餡ペースト詰合せ
【三越】〈FRUITS?J〉農業女子 彩りぷりん詰合せ
【三越】〈志ま秀〉農業女子 野菜とお茶の海老煎餅
【三越】〈オーアンドコー〉農業女子 3種のピザ詰合せ
【三越】〈ペニンシュラホテル〉農業女子 点心・スタミナセット
昨年のお歳暮の際に三越のギフトのイベントにうかがい見せていただいた「農業女子」による農産物を使った美味ギフトが、今年のお中元にも登場しています。
あのとき試食させていただいた「〈ペニンシュラホテル〉農業女子 点心・スタミナセット」は定番になった感じでしょうか。農業女子のおひとり、貫井農園の貫井さんが育てた原木栽培の椎茸の旨みをいかした点心です。ナラの原木に種菌を植えておよそ2年もの歳月をかけて栽培した椎茸はうまみがあって香りがちがいました。
そのほかにも、農業女子3人の食材(抹茶・レモン・ブルーベリー)を6種類の色の美しいジェラートに仕立てた「〈プレミアム マリオジェラテリア〉農業女子 ジェラートセット」、岡山県内の農業女子、坂口さんが育てたみかんとレモン、岡本さん自慢のトマト、大林さんが育てたパープルスイートロード(紫芋)を白あんと合わせて上品な甘さの餡玉にし、葛状の生地で包んだ、涼しげな和スイーツ「〈FRUITS?J〉農業女子 彩り水まんじゅう詰合せ」、農業女子、松本さんのトマト、内山さんのアスパラガス、森田さんのとうもろこしの素材の味を活かしながら、人気創作中国料理店の脇屋友詞シェフがこだわりのレシピで仕上げた「〈Wakiya〉農業女子 冷製スープセット」など、どれも素晴らしい素材で作られた美味ギフトです。
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【三越】〈ペニンシュラホテル〉農業女子点心・スタミナセット
【三越】〈プレミアム マリオジェラテリア〉農業女子ジェラートセット
カタログギフトを何度ももらっていますが、どうしてもカタログギフトに掲載されている商品は、寿命の長い商品が中心なんですよねえ。
食べ物も肉や瓶詰、冷凍など、旬に関係ない一年中売ることができるものがほとんど。
そんな中でベルメゾンのカタログギフトMUSUBIは、2冊のカタログで構成されていて、その時々の旬のものを載せた期間限定カタログが1冊ついてきます。たとえば「AUTUMN&WINTER」なら、秋冬においしいカニがあったり、鍋料理セットがあったり、季節ならではの新鮮なおいしさが選べます。
もう1冊には定番ブランドやコスメ、グルメなどに加えて、体験商品も掲載されていて、かなり幅広い商品の中から選べます。
日本のグラフィックデザインの黎明期、あるいは日本のアールヌーヴォーを語るときに必ず出てくる名前が杉浦非水。三越の専属図案家、現代でいうところのグラフィックデザイナーとして、大正時代から昭和の初めに活躍、日本の商業デザインの祖と言われています。
彼の傑作を図柄として用いたスペシャルパッケージの三越オリジナルギフトが、三越の食品フロア誕生100周年を記念して、2014年のお歳暮に登場しました。
上の写真はその杉浦非水が日本において商業美術という分野を切り開き、デザイン史に一ページを刻んだモダンポスターの傑作『三越呉服店 春の新柄陳列会』をパッケージにしたザ・プレミアム・モルツです。伝統的な日本のスタイル、「和服姿の美人画」を描きながら、背景の家具などにはアール・ヌーヴォーのデザイン。さらに背景にある洋画...。
パッケージだけでなく、もちろん中身も一級品。「ザ・プレミアム・モルツ」は「モンドセレクション」で最高金賞に輝いたビールです。
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三越オンラインストア ギフト
本高砂屋のエコルセは、アラカン(around 還暦)のわたしがこどもだった頃の、数十年前には、特別の贈り物として、もらうとワクワクする、贅沢グルメギフトです。
先日三越で久しぶりに試食させていただいたら、憧れた頃と変わらぬ、サクサクッとしながら、パサパサとはしてない食感の生地の中に包まれたチョコレート。どうやら「口の中の水分がなくなりそう...」と年配の方の中には苦手とされる方もあるようなので、贈る相手を選ぶものなのかもしれませんが...わたしはまだまだ好き!
その本高砂屋のエコルセがパッケージもレトロに、日本のアールヌーヴォの代表的クリエイター、杉浦非水の絵を用いて、三越オリジナルギフトで登場しました。三越のPR誌「みつおしタイムズ」大正元年9月号の表紙。モボやモガ、つまりモダンボーイやモダンガールが銀座を闊歩していた時代ですね。三越の食品100周年記念のスペシャルならでは!
「和風」として、中のエコルセは栗、みかん、抹茶の3種類でした。わたしは抹茶を食べました。
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三越の食品フロアが誕生100周年を迎えた記念に、三越が百貨店としてのイメージを作るうえで大きな役割を果たした杉浦非水、日本のグラフィックデザインの祖とも言われる彼の名作をパッケージにしたオリジナルギフトをお歳暮に登場させました。
三越のPR誌「三越」の大正15年12月号の表紙がパッケージの、おしゃれな缶に入っているのは、あの王様堂のおかき。
大正13創業の東京のおかき専門店で、ここのおかきはJALのファーストクラスなどでも機内食として提供されている、一級品。
わたしも先日三越でこのオリジナルギフトに入っている王様堂のおかきを試食させていただいたのですが、なんか不思議な食感。ぱっと見た目は昔ながらのガチンと硬いおかきに見えるでしょ? でもサクサクッと軽いんです。ふわっと口に広がるお醤油と青のりの風味が幸せでした。
「杉浦非水画 食品フロア100周年記念〈王様堂本店〉ことほぎ」にはトマト、玉ねぎ、昆布、青のりの4種類のかきもちが入っています。
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奈良出張で見つけた老舗「御菓子司 本家 菊屋」の涼菓です。
創業は天正13年、西暦で言えば1585年、なんと四百年余りも続く老舗。
最初に出会ったのはわらび羹。奈良に出張した際、ひとつだけ買ってきて、家で連れ合いと半分こにして食べたら、あまりにおいしくて、連れ合いに
「もっと食べたいっ!」
と言われて、わたし自身もたった半分食べただけで魅了されて、速攻でお取り寄せしました。
一緒に水羊羹とうぐいす餅も注文したのですが、いずれも美味で、すっかり「本家菊屋」の味に魅了されました。
本家菊屋のわらび羹など涼菓のお取り寄せは
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